人工知能応用プロジェクト(2021年度夏学期)
人工知能技術をロボット制御に応用するプロジェクト型演習を実施します
概要
人工知能技術(機械学習・深層学習)を,ロボット制御に応用する.特に,世界的な競技会(WRS)を念頭におき,トヨタ自動車製のモバイルマニピュレータを利用して,家庭環境内での生活支援タスクに関する開発を行う.
詳細は募集ページをご覧ください.
対象
学部生・大学院生
詳細
本講義は,工学部「創造的ものづくりプロジェクト」.工学系研究科「創造性工学プロジェクト」のプロジェクト型演習講義の1つとして実施されるものです.競技会参加を前提として.人工知能技術を応用した家庭用ロボット開発を行うチーム開発活動への参加に対して単位が認定される講義になっています.
講義の目的
- 本プロジェクトでは,従来の作り込みによるロボット制御では実現が難しいと考えられる,多様な環境やタスクを含む問題設定,具体的には,家庭内での生活支援タスクに取り組むことで,学生が実世界における知能実現のための機械学習とロボットシステムの両方の技術を習得することを目的とする.
- とくに,物体検出や画像認識,ローカライゼーションといった複数のセンサに対する情報処理・機械学習の手法だけではなく,それらの手法を元にして複雑なロボットを実際にロバストに動かすための技術(ROSをベースとしたロボットシステムの構築やモーションプランニングなど)を同時に習得する.
- また,技術競技会(WRS2020パートナーロボットチャレンジ)という明確なゴールの定まった目標に向けたチームでの開発を行うことで,複雑なシステムを設計・実装する上での,プロジェクトマネジメント手法やチーム開発手法を体験する.
参考:2020年度の活動
- 2020年度は有志で開発を行い,国内大会である「ロボカップジャパンオープン@Home2020ドメスティックスタンダードプラットフォーム部門」に参加し,総合準優勝・テクニカルチャレンジ優勝の実績を残しました.